マーシャルにおけるCOVID-19に関する最新情報:10月18日付保健・福祉省発表

令和4年10月20日
●10月18日、マーシャル保健・福祉省は、マーシャルにおけるCOVID-19に関する最新情報について報道発表を行いました。

1 保健・福祉省は、2022年10月17日までの1週間にマジュロにて3名、イバイにて2名のCOVID-19新規感染事例が発生したことを報告した。これら新規感染者数は、過去1ヶ月間の新規感染者数と同程度であり、COVID-19市中感染が低いレベルであることを示している。今回の新規感染ウイルスのサンプルは、継続的に行われている変異株調査の一環としてゲノム配列解析に付された。
2 今回の新規感染事例は、2022年8月に経験したようなCOVID-19の新たな流行(大規模な市中感染)を示唆するものではない。しかし、住民は引き続き感染する可能性があることを認識するとともに、各個人は、COVID-19ワクチン接種が最新の状態(第一次接種の完了と適格である場合は二価ワクチンの追加接種)にある様確保することが求められる。
3 医療施設、特にマジュロ病院及びイバイ病院は、感染リスクの高い人々やCOVID-19による重症患者が多く集まる場所である。そのため保健・福祉省は、マスク着用、手指衛生、訪問者やスタッフに対するスクリーニング(COVID-19の類似症状がある者への感染検査)、患者への付き添い(1名に限定)や病院訪問者数の制限など、病院におけるCOVID-19安全対策を再開している。
4 医療施設や公共交通機関(タクシーや国内航空便での移動時)では、現在もマスク着用が義務付けられている。重症化する可能性が高い者(高齢者や糖尿病、高血圧、心臓病、がん等の基礎疾患を持つ者)は、引き続き他人と接する公共の場におけるマスク着用が推奨される。
5 COVID-19市中感染が低いレベルにある現状では、対面授業を制限するような勧告は行われていない。ただし、現在対面授業を行っている全ての学校には「COVID-19安全運用規定」が定められており、学校管理者は同規定を遵守する様求められる。
6 COVID-19と疑われる自覚症状がある者は、感染検査受検(家庭用迅速検査キットの利用または救急外来や医療施設での受診)が奨励される。重症化する可能性が高いCOVID-19感染者は、病院で効果的治療薬の処方を受けることが可能である。
7 保健・福祉省は引き続きマーシャル国内及び周辺地域におけるCOVID-19発生状況等を監視し、それに応じた勧告及び助言を行う。

●本発表原文は、以下URL(NDMOホームページ)からご確認ください。 https://drive.google.com/file/d/15jRVp2mJmV2kxYyj3KKTn22TNfLEhOks/view