館長挨拶

令和4年1月5日

相馬弘尚(そうま・ひろひさ)特命全権大使

着任の御挨拶

相馬弘尚大使
2024年12月23日にマーシャル諸島共和国に着任しました、相馬弘尚(そうま・ひろひさ)と申します。これから、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
日本とマーシャル諸島共和国は、マーシャル諸島独立後の1988年に外交関係を樹立して以来、30年以上の友好協力関係を深めてきましたが、それ以前にも、日本とマーシャル諸島は太平洋の隣人・友人として実に100年以上にわたり交流してきた歴史があります。その現れとして、マーシャル語には、「アミモノ」、「ヤキュウ」などの日本語由来の言葉が残っており、多くの日系人の方々が 政財界で活躍しておられます。
 
2024年は第10回太平洋・島サミット(PALM10)が開催され、日本と太平洋島嶼国・地域が共通の課題に取り組みながら、未来に向けて「共に歩む」関係を確認し、「第10回太平洋・島サミット(PALM10)首脳宣言」及び附属文書である「第10回太平洋・島サミット(PALM10)共同行動計画」が採択されました。PALM10の機会に、岸田総理とハイネ大統領の間で日・マーシャル諸島首脳会談が開催され、二国間の協力関係の強化や持続可能な発展に向けた支援等について意見交換が行われました。
 
広大な海でつながる隣国としての両国の関係は、一対一のつながりにとどまらず、地域・国際社会における共同の課題を協力して解決していくパートナーとしての関係へと発展してきています。
 
こうした前向きな流れが続いてきているのは、両国の関係者による今までのたゆまぬ努力に加え、多様な人と人との交流を通じた相互理解の深まりがあってこそだと考えます。
コロナ禍による難しい時期はありましたが、再びこの流れを一層確かなものとし、両国のパートナーシップを一層充実したものとするため、この地で様々な形でご尽力されている多くの皆様とも協力しながら、取り組んでいきたいと思います。
 
館員一同、力を尽くしていく所存ですので、改めて宜しくお願い申し上げます。
 
駐マーシャル諸島共和国特命全権大使
相馬 弘尚